入換のオニも最近はいろんな使い方されてます・・・JR貨物DE10形

 時の国鉄は、客車や貨車がものすごい数生息しておりまして、その客車の組成をしたり、巨大なヤードに到着した貨車を、また別の行き先に振り分ける・・・なんて作業を要してた時代が確かにありました(笑)

 これは、蒸気機関車がハバを効かせてた頃からずっとそうだったワケなんですが、無煙化という流れになって、入換用SLなんて言われていた、C11とかC12 B20とか、比較的ちっちゃかい車両を置き換えるのに出て来たのが時のDD13なんて車両です。

 私がガキンチョの頃はこのDD13なんてのがまだハバ効かせておりまして、DD51の子分みたいな車だよなぁ・・・なんて横須賀線を走っている姿を見て思ったモンでありました。

 さて、一応、カテゴリーとしては入換用に入るだろうこの機関車・・・製造初年は昭和41年になるそうですが、さすがにその頃からの3ケタナンバーまでの車両は一通りお星様になってるようです。

 また、DE10は、ローカル線区の本線も運転出来るように・・ってのがありまして、5軸にして1軸あたりのメカタを小さくしてあるそうです。

 3ケタナンバーまでのが亡くなっちゃってる背景として、貨物輸送や現在の旅客列車の状況なんかを想像するに、かくも当然とも言えるハナシではありますが・・・

 貨物を徹底的に整理して、今は環境問題だのなんだので結構業績を伸ばしておりますが、コンテナのシステムになっちゃった関係で、入換作業をする・・・という事がかなり減ったと思うんですね・・・

 その分、入換用の機関車も全然不要・・・と♪

 で、DE10形、1000代の番号のヤツはエンジンがちょっぴり違うようであります。パワーアップしてありまして扱いも楽なんでしょうねぇ・・・

 で、客車なんかを引っぱってもいいように蒸気暖房(SGとゆいます)を装備してある1000代と、ひたすら入換&貨物だし♪ ってことで、そのSGを取っ払ってその分のデッドウェイトを載せた1500代ってのがあるそうです。

 入換を基本としたこの車両、運転台がたしかヨコタ向いてるんですよね・・・

 ヤードなんかを入れ換えるためにはある意味楽そうなレイアウトなんですが、そんなんで本線を走るとなると・・・ちとブルーですよねヽ( ´ー)ノ

 運転席、横向いてるんだもんなぁ・・・

 ま、とにもかくにも入換仕様の機関車ってのは出る噂もないですし、当面は安泰なんでしょうね・・・この辺のシリーズは♪

(H15.12.3)