春の上州紀行


 3月に姉が入院し、チビをウチで預かることになりました。幸い、忙しいシリーズが終了というタイミングでのこの騒ぎ、コモリモードの時点では結構おしごともヒマってこと、コドモが春休み期間になってたこともあり、学校に行かせることなどの心配が全くなかったのは救いになったかと思っております。

 さて、それでマイっちゃったってのが、ウチのハハウエ・・・

 去年オヤジ殿がおしごとでマイって、温泉行きてぇなぁ ってトコから行った伊香保につづき、今度は上越国境の方にいい温泉があるらしいって話で、それを検索していったら・・・「法師温泉」というトコに行き着いたのですね。

 宿を検索したんですが、どうやっても1カ所しか出ない・・・よくチェックしてみると、そこは一軒宿なんですね・・・ HP見てもちょっち価格設定高めちゃうか? って気がしてるそのお宿ですが、親はこういうときにゼニに糸目を付けない性格でして・・・ なんの迷いもなく予約を取ってました・・・

 さて、日程もOKなんですが、運転担当の私としては少し困ることがある・・・ 前回の伊香保は、ちょうど紅葉の時期、増しては気持ち的には第2のふるさと状態になっている伊香保なら、多少あちこち案内してもらった事もあり、現地の周りで連れて行けるトコもある・・・

 しかぁし・・・今回はそう言うのが丸でないときた、さらには法師温泉ってのが、どうも「秘湯」と言えるようなトコなんだそうで、その周りに観光的なモンがあるとはとうてい思えない・・・ということで、途中プラ付けるようなトコを探さなくちゃ・・・

 で、出て来たのが、我が家族は以前、石打までスキーに行ってました・・・片道8時間かけて・・・そう、関越なんかできる遙か昔のおはなしで、逗子からだと保土ヶ谷バイパスから16号をひたすら川越まで、そこからひたすら17号線で石打まで・・・ 苗場スキー場は月夜野インターから なんてゆってるようなのはσ(^_^)的にはまだまだケツ青いんですね(笑)

 なんて思い出がある関係上、渋川あたりからずっと17号線(しかも沼田あたりは旧道d(^-^)ねっ!)を使って法師まで行こう! というのが一つ、この時期、桜はどう? って思い、検索してみると、これがなかなかよさそう♪ ってことで、桜関連で何カ所か検索してそれも行ってみよう・・・って出たのが、妙義山と沼田城址公園・・・

 妙義山に行くということは、横川の近くを通るってか・・・これで1日目の昼食の献立は決まった(笑)

 ってな行程で23〜24日の一泊で行くこととなりました。

 朝食作ってから出るのがやだからというハハウエのリクエストを受け、とりあえず大黒でメシを食おう・・・と8時過ぎに家を出まして早速立ち寄ってみると・・・レストランって10時からっぽいですなヽ( ´ー)ノ で、ネコドに行き、モーニングセットを食してさらに駒を進めます。

 なんとなくめんどかったので途中立ち寄ることもなく、湾岸→レインボーブリッジ→都心環状線→5号線→外環→関越→藤岡→松井田妙義までまっつぐ行き、いい加減11時を回ってたので、いいやぁ とばかり横川まで・・・そう、1日目のお食事は、なつかしの「峠の釜めし」(笑) 横川といえばおぎのや、おぎのやと言えばEF63併合・・・もとい、峠のかまめし・・・というくらい国鉄(JR)と密着した釜飯屋さんでしたが、新幹線開業後非常にヤバい状況になってましたが、今、なんとか持ち越してるのかなぁ? なんて思っております。

 にしても、峠の釜めしっても、マジで駅弁状態なので、店に入って食堂っぽくいくのかとおもいきや、カウンターみたいなトコに行って売ってもらうカッコウになります。鯵の押し寿司かなんかを買うようなのりですね(@^m^)ププッ

 あと、他にナメコ汁だのなんだのと多少他にもゲットできるモンもありますけどd(^-^)ねっ!

 久々に食う峠の釜めし・・・なかなかいいもんですね(笑) あののりで900えんって、思えば結構安いよなぁって気がします。さらにはあのお釜・・・知るヒトは知る話ですが、お持ち帰り自由なんですね・・・ウチとしちゃいらねぇけど(笑) 食いながら思ったこととして、釜をそのまま植木鉢にはできないけど(ヌケがないから根っこ腐らせちゃう)、タイル用ドリルかなんかで穴開けてやれば植木鉢になんぢぇん・・・しねぇけど(笑) なんて思いました。

 食い終わってのんびりしてると、やっぱり衝動買いスペシャルな我が一家・・・ハハウエは早速買いまくってるしよぉヾ(@゚▽゚@)ノあはは

 その後、またインターの方に戻って今度は妙義山方面に行く・・・HP検索で出て来た妙義山・・・桜ですが、「妙義神社」と「さくらの里」ってのが出て来まして、前者は散り始め、後者は満開だったっけかな? という状況だったので攻め込んでみました。

 妙義神社あたりは、なんかそれっぽくなかったんですが、道の駅がありまして、ここでしっかり物産なんかをやってたりするんですよねぇ(笑) やっぱり衝動買いスペシャル始動♪ 弊社バス号の荷物スペースは十分あるのでかまわないけど、攻めの姿勢だなぁとウケる。

 その後、おやまを登っていくと、なんか、こう、スカイラインとRX−7がおっかけっこしてるイメージが飛び交うんですが、なかなか大変そうな道であります。途中、ちょっと景色良さそうなトコで、車がゾロっと止まってるトコがある・・・ジャマっぽくね? って思いつつガケ側をみると、これがまたいい感じ(笑) 止まってるのを納得させるくらいにはいい風景でして・・・しばらくそこで桜を眺めておりましたが、地元の花咲計画でもこのくらいのができりゃいいんだろうけど・・・こんなん地域活動レベルででけるかいっ とか思いながら見てました。

 で、妙義を見てから今度は関越道渋川インターまで行き、そこから17号線・・・渋川市街あたりは今ひとつピンとこないんですが、それを過ぎると、しみじみ記憶にある風景がどんどん目に入っていく・・・ つか、こんなに道路から上越線って見えてたっけよ?というのも感想でした。ま、ガキンチョの頃の記憶だからなぁ・・・なんて思いつつ、運転しながら景色を眺めてると、あのパチンコ屋に見覚えが・・・しばらくして見る左側の「まねき」の屋根・・・あそこ、昔焼き肉屋だったんだよ・・・たしか! おお そうだなぁ(笑) なんて親子でイキじゃない会話が盛り上がる(爆)

 そして、上越線をくぐってすぐの信号を右・・・今の17号はまっつぐですがそれをまっつぐいくと・・・バイパスなんですよねぇヽ( ´ー)ノ その旧道をひたすら懐かしがりつつ進み、後閑を過ぎたあたりの黄色い橋・・・o(^^o) (o^^o) (o^^)o キャアキャア♪懐かしい♪ なんてノリで渡り・・・フツウに走っていくと17号にたどり着く・・・ってか元々こっちが17号だし(笑) なんて思いながら・・・

 さて、それでも結構早めになっちまうこのルート・・・どうしやう なんて思いながら走っていると・・「道の駅 たくみの里」というのがあり! 急遽寄ることにしました。

 国道から入り込んだトコはどうかね? なんて思ってるトコがあったのですが、くねくねと入っていった奥・・・つか、この辺一帯が「道の駅」ってか? ってツッコむくらい範囲の広いトコでした・・・一応駐車場・ビジターセンターなんかはそれっぽい造りだったので、安心できるんですが、どっちかというと体験形っぽい感じの道の駅で、この地区のやる気をすごく感じるトコであります。

 で、物産コーナーに早速足を運ぶ衝動買いトリオ(笑) 見ちゃったのがマズかった・・・

 いわゆる、土産モン屋なんかでよく見るようなモンだと、感じるモノもないんですが、今回、農作物にしても、ジュース・つけもの類にしても、ラベルに感じるモンがびんびん来るんですよ・・・

 農作物系に、個人名が入ってるのもいいんですが、加工品のラベルが、いかにも地元のオヤジが作りました的なモン・・・これが逆に感じさせる♪ って、σ(^_^))が感じるくらいだから親も感じまくりで、「よくまぁそれだけ買った(笑)」とフツウにツッコめるくらいには衝動買いしてましたね(笑)


地域の農産物系の物産がいろいろと置いてある物産コーナーに我々は結構感じまくり(笑)

ラベルだってこんな感じ・・・どっかの仕入れて地元モンでございみたいなインチキ臭いモンはありません! 個人的にはこういうのにはめっぽう弱いのです(笑)

道の駅というより、この辺が古い宿場町みたいなトコだったようで、いい雰囲気なのです。

 ビジターセンターを見て回り、一休みしてから宿に向かいます。

 また17号線に戻って猿ヶ京経由で途中から左にそれて法師温泉方面に行きます。 なかなかいい感じに山奥なんですが、たどり着いた瞬間・・・私のアタマの中は「シブっ!」から始まりましたね♪ 昨今、温泉つーと、どうも水っぽい雰囲気を禁じ得ないトコもあるんですが、誰が見ても秘湯系♪ これはなにかすげーもんがある・・・でも、子連れでは行けないトコだな(笑) という感想もありました。

 係のヒトの誘導どおり、バス号を入庫させ、部屋に案内してもらったのですが、昔ながらの宿ってこともあり、部屋まであちこちまわるような感じで入りました。

 せっかくだからと少しデラックスな部屋を予約したのは聞いてましたけど・・・なかなか昔風というムードの中、かなり高級な感じもするわけですよ・・・なんか、こう、すげーよ、ココ・・・

 で、窓なんかもモクタテでして、そこからしても今風じゃないんだけど、これがまたメンテが行き届いていて、プロが見ても別段モンクの付け所がない(笑) 入口の鎌錠、美○ロックのSL-12ってやつのチューニングがねぇ なんてツッコミドコがあるくらいで、あれ、セッティング難しいからねぇヽ( ´ー)ノ なんて同情的なミカタしちゃうのもいかがなモノかと・・・

 しばらくのんびりしたあと、早速お風呂に入る。

 法師温泉は、「長寿の湯」(女性専用)・「法師の湯」(なんと混浴)・「玉城の湯」(時間で入れ替わり)の3つがありまして・・・夕方の時点でヤロウが入れるのは混浴の「法師の湯」のみ・・・ この法師の湯こそが、時のフルムーンパスのCMで使ったお風呂なんですね・・・ 夫婦モードで入ってたあのお風呂・・・撮影のために混浴してたのではなく、そこが混浴であった♪ という事実もやるのぉって思ったりするのですね(笑)

 さて、最初に入った法師の湯・・・ その造りはすげーの一言でしたねぇ♪ 実は、入口の扉に関してはどうもメンテが入ったようで、イマドキの造りだったりして、マメに手ぇ入れてるんだなぁって思ったんですが、浴室に関してはおそらく昔のまんま・・・

 周りが1段上がってて、そこはぬらしてはいけませんって注意書きがあるわ、お湯貼ってあるトコの床面・・・フツウは石とかタイルなんだろうに・・・そこは砂利になってるんですね・・・すげーな とか思ってたんですが、入って足を伸ばすと・・・その砂利の間から暖かいのが出てるみたいなんですけど・・・ 源泉かけ流しのこのお風呂・・・そこから源泉が出て来ちゃってるわけ? それもすげー事実だな・・・

 なんていろんな事に感動して部屋に戻る。

 にしてもやることがない(爆) せめてピッチが使えればねっとぴ〜ぷるっ♪ とかゆって好き勝手できるのですがそれもかなわぬ・・・ただ、Vodafoneが生きてたおかげで、孤島モードをさけることができました(笑)

 夕方の食事・・・完全に山の幸なのがまたよい♪ 山奥で海の幸がフツウに出てもなぁ なんて思うことが昨今あります。輸送がいい時代、別段ムチャだろって事もないんですが、海辺の連中が山奥で海のモンはわざわざ食いたいと思えないですしねぇ・・・

 そう言う意味では献立もよく、また量・質・あじつけも文句なしでした♪ そーいや、焼酎が効いたなぁ(笑)

 20時になると、ヤロウは玉城の湯にも行けるようになります。この場所は、温泉しかマジでゴラクがないのでそれを楽しみに行きます(笑) なにせ、マッサージも呼べねぇくらいの山奥ですしねぇヽ( ´ー)ノ

 さて、5年ほど前に建てられたと言われているこの玉城の湯・・・法師の湯の建物もすげーんですが、最近のこの時代にこれだけのモンを木造で建てたというこの事実・・・まずもってすげー!

 でもって、我々親子が見立てたトコとして、材料は「台湾ヒノキ」・・・ シロートさんはそれを聞いたら「なぁんだ」なんて思うかもですが、とんでもないっ!! 台湾のそれは、オイルっ気がすごい反面、水系のトコに採用したら、持ちが全然違うと言うことなワケで・・・浴室に台湾ヒノキは非常にナイスな取り合わせになるのです・・・が、どうもその辺の情報が定かじゃないもんで・・・ 帳場のオヤジはその辺を理解していない。

 建てたのが渋川の建設屋さんで、材料は埼玉の方から手配したとかなんですね・・・ 埼玉産であんなんあり得ないし、そこで手配したのでしょうって憶測なんですが、昨今なかなか入らないというこの台湾ヒノキ・・・それをあれだけゲットできたということもすげーんですね・・・

 とにもかくにも、いろいろセンセーショナルなモンを見ることができて、かなり気をよくして部屋に帰って就寝しちゃったのでした・・・だってやることねぇし(o_ _)oぱたっ