昭和62年に日本国有鉄道は、6つの旅客鉄道会社と貨物会社に別れました。そして、貨物屋さんは元々比較的好調だったコンテナ輸送をさらに拡充していく方向で、昔ながらのヤードでのやりとりをしていた旧態依然の貨物輸送はほとんどなくなっちゃったと思います。
そう言うわけで、関東エリアだと、大宮や新鶴見(新川崎あたり)、稲沢なんてのも今はねぇんですよね? あと、懐かしいというと竜華ってトコも昔は巨大なヤードがあったんじゃなかったっけ?・・・という感じなんですが・・・
まままま、そんなんはともかく、JR貨物となりまして、東海道などの高速コンテナ列車を増やしていくにあたり、パワフルな機関車が足りない・・・ってことで、平成元年にEF66形を増備しました。
それが、まさしく100番台になります。
基本的なスペックは元々のEF66とほとんど変わらないはずなんですが、なにせ、客車を引く可能性のない車両、変な飾りはいらないってことで、比較的シンプルな顔つきになりました・・・が、こっちの方が妙に上品に感じません? そう感じるのは私だけかなぁ?・・・なんて思っております。
すでに、JR貨物としてはこの機関車を特別な車両として扱いたくなかったんでしょうね・・・
でもって、運転サイドとしてありがたいのが・・・この車、最初からエアコン装備済みなんですね♪ ってことで、助手側にルーバーがついてるのは、エアコンの換気口であります。
平成元年型の101〜108は、ライトが丸ライトだったりしまして、その後さらに増備が必要になって、平成2年型として出て来た109〜のタイプは、ライトが四角くなりまして、イマっぽくなりました。でもって、下の方に帯が入ってるんですね・・・
細かいトコにも改良が入ってるらしいんですが、趣味人ごときが見てイッパツで識別できる領域じゃないと思います(笑)
そんな感じで、ぎりぎりの両数で、パーツを使い回して点検整備を快速進行でこなすなんていうムチャクチャな運用はしなくて済んでるんだろうなぁ・・・直流区間の主役は、なんとなく新型の機関車に譲りつつある感じでもありますが、パワフルな機関車の代表選手として、まだまだ現役のマシンであることは間違いないと思います。
(H15.12.9)