183コンパチと485コンパチではこんなに車高違います JR東日本189系新前橋車(の一部)

 国鉄の昼間の特急は、知るヒトは当然知ってる151系というヤツが発端でございます。 こだま号をかわぎりに、つばめやはと、富士だのいろいろな名称をぶら下げ、パーラーカーなる特等車もアタマにくっつけ、颯爽と走っておりました。

 速く走れるようにと車高も思いっきり下げ、コレを一般車とくっつけるとすげーシャコタンになってしまうくらいには低かったんですね・・・

 で、それに続く183系はというと、それよりは車高上がってるんですが、そこそこシャコタン♪ 113系なんかにつなぐとその車高の差を確認できたりしたもんです。

 ところが、新幹線が開業し、大阪から福岡まで電車を走らせたいとなったとき、最初は151系を下関から客車のようにして走らせた事もあったんですが、そのうち直接博多まで行けちゃう電車を出してきました。それが481系と言います。

 481系は九州や北陸仕様、東北仕様(周波数がちゃうのね)は483系と言いましたが、どっちの周波数でもOKな仕様ってのができまして、それを485系といい、今生きてるのは全部それであります。

 で、この、485系タイプのこの電車、載っけてるパーツの構成が厳しい状態でして・・・通常、パンタグラフ付の車に制御器や抵抗器を載せて、パンタグラフのないモーター付車にコンプレッサーや電動発電機(ま、変圧器みたいなもんと思ってください)を載せていたワケなんですが、コイツは、直流1500v区間だけではなく交流2萬vのトコも行く都合上、それを直流1500vに切り替えてやる変圧器と整流器(交流→直流に直してやるやつね)などをパンタグラフ付き車にごってり載せなくちゃならなくなったのであれこれ大変なようでありました。

 その関連だと思うんですが、車内の床位置が少し高めになってしまうようです。 10センチとかゆったかなぁ?

 という前振りをしてやっと本題・・・

 上野から長野へ行くあさま号・・・車両は181系→189系という碓井スペシャルな電車にして、基本的には183系とコンパチブル♪ ただ、国鉄がだんだんあえぐ状態の時期にデビューした車両ということで、最初の頃は新車ばかりだったのも、車両を増やすために他のタイプからの改造なんてのがボチボチでてきておりました。

 そんな中、先に出してきてた489系なんかからの改造組の189系な車両なんてのもあったりしたわけで、国鉄時代は結構そう言うトコをやたら気にしたりしてたので窓高さを気遣ったりしてたようですが、しまいにはそんなのかまっていられなくなってしまうようで・・・

 で、今回の写真の様な車両が存在したりします。

 先頭の車両は元485シリーズなんですが、それを確認するポイントとして、183シリーズは車高の関係か? はたまたホームの関連かはわかりかねますが、ステップがないドアになりますが、485シリーズはステップをつけて、ドアの下端がかなり下がるようになっております。

 写真の編成の先頭車はどっちも485シリーズからの転身組ということになりますね♪

 で、JR後、見晴らしアップなどをやるために窓をデカくした車両も結構ありました。写真のシッポの車はそうなんですが、485からなので窓の下側を広げて183系などとゾロにしております。183シリーズの窓サイズアップ車は、上側に広げてやっぱり485シリーズと窓上端がゾロになってるようですね・・・

 個人的な目で見ると、どうも485シリーズの車両の窓位置って、高すぎて趣味的に落ち着かないような気がするんだけど183シリーズはそうでもないよなぁなんて思ってたんですが、こうやって実物で比較できると思いっきりビンゴですね♪

 なお、JR西日本で「183系」をカタる電車は元485系なので窓位置が高いです。やっぱりニセモンだと私は思っております(笑) なんか、こう、すかんのよ(;^_^A アセアセ・・・