5月25日に、神奈川県消防学校(@厚木市)に、消防分団の指導者講習というヤツに行って来ました。
本来、入隊2年目の私が行くべき講習かどうかは少々疑問なのですが、実のトコ、この手のことには少々興味もあり、行けるなら・・・とは思っておりましたところ、ほなら、おめぇ行け・・・と、あっさり決まってしまった・・・という所存です。
ただ、気合い入れて行く・・・はいいのですが、逗子の消防分団が9つ、各分団が1人ずつ行くとしても、こりゃ知ってるヒトいないかな・・・とか思っていたのです。
さて、当日、眠い目をこすりながら、消防署まで自転車でサクサクっと走ると、途中で、いかにも関係者・・・というスタイル(消防の制服着てるから一目瞭然なのです)のヒトが・・・ おはようございますっ・・・とワキを通過して、消防署まで・・・
最初、消防署の入口に私ヒトリしか居なかったのですが、その内、ボチボチと人が来ると・・・知り合いが・・・おお、助かった・・・という気分になりました。そして、行きがけに声をかけたヒト、「柔道部の○○だよね?」と聞いてきました。
そう、中学生時代の先輩だったのです。コレもうまい話でした。さらに、知ってるヒトがもうヒトリ来て、もう、気分的には楽なところができました。
逗子の消防署から厚木の消防学校までは市役所のバスで行きます。
しばらく、先輩とバカ話したりして過ごしたのですが、さすがに少々寝不足ぎみだった私は、途中で沈没・・・
気づいたらほとんど到着という感じでした。
神奈川県消防学校は、普段は消防士や救急救命士とかを育てる学校ですが、いざ、災害になったときはココを基点に救援物資や、要員の派遣とかをする基地になるそうで、広い敷地に頑丈そうな建物が建っております。
最初のカリキュラムは、学科でした。
消防分団員の使命とかその手のがメインだったのですが、個人的に、すごくいいはナシだったなぁ・・・というのも少々あったのでご報告までに・・・
これ、知っておくと、結構参考になりそうなおはなしだったモノで・・・
あと、地震などで下敷きになったヒトを救出するとき、ある程度たっているとき、救助するのもいきなり障害物をのぞいて、急に血行をよくするようなカッコウにするのはかえって危険・・・
というのは、悪い血がたまった状態で、急に流すと、心臓とかに急に回っちゃって「座滅症候群」(字はあってるかな?)という現象が発生するそうです。
まぁ、そんなハナシをしたあと、今度は「訓練礼式」。
きをつけっ! みぎむけぇ〜〜っ右っ!! とかゆうヤツを、徹底的に2時間ほど・・・
お陰様で、ほぼマスターか?
12時から昼食、消防学校の食事をいただくことができます。今回は「広東風焼きそば定食」をいただきました。
昔の消防学校の食事はうまくなかったそうですが、今の消防学校のそれは結構おいしくいただけます。
昼からは、「チェーンソー」・「エンジンカッター」・「空気呼吸器」の操作要領をやりました。 空気呼吸器は、ほとんどお話を聞いた程度なのですが、チェーンソーとエンジンカッターは実際に使ってみました。逗子の消防分団にはチェーンソーがあるのですが、試しに何かを切ってみる・・・というわけにも行かず、今回のはいい勉強になりました。
ところで、消防学校、非常時には災害対策の基地になるという施設だけに、そういう対策のものがたくさんあります。
備蓄倉庫には、食料なんかも大量に保管してあり、仮設用のトイレからエンジンカッターなんかの道具類、テントからナニからたくさんありました。
教習にも使える消防車は非常事態の時、被災地近辺で消防車が使えない状態になっているときに貸し出せるようになっていたり、宿泊施設も普段は教習生が使用しておりますが、非常時は教習生を体育館などに追いやり、ボランティアなどをその宿泊棟に入れたりもするそうです。
すべてにおいて非常時を考えてある作りで、お金かかっただろうなぁ・・・と思う反面、よく作ってあり、災害発生時は、少し心強く感じます。
最後に、「体験」というカリキュラムで、地震、強風、消火、煙の中の避難なんかの体験をしました。
そこは、一般の人も入れる施設で、10人以上の団体だったら、要予約ですが、ガイドつきツアーみたいなのもできるそうです。
消火のシミュレーション、煙の中の避難なんかは、話のタネにやってみる価値はありそう・・・と思いました。
冬場になったら、オフでこの手のやってみたいなぁ・・・消防体験オフ(爆爆)
暑い中、しかも少々寝不足気味で家に帰ったあと、大爆睡しちゃいましたが、結構楽しく講習を済ませることができました。
消防屋さんも結構苦労してまっせぇ・・・という些細な報告でした。