燃えろ!真名瀬’99


 私はプロフィールをご覧の通り、逗子の人間です。

 隣町である葉山の神輿会で、メンバーみたいに動くのは実際どうしたものかわからないのですが、おしごとの関係で何かと世話になっている鳶さんや、瓦やさんなどのお声がけで、この3年ほど、この、葉山、真名瀬会と言うトコにお世話になっております。

 さて、葉山は森戸神社では、毎年9月の7〜8日が祭礼で、お神輿も多数出ます。森戸神社には宮神輿はない・・・って聞きました。そのかわりに、町内の神輿がそれぞれあって、にぎやかにお祭りは行われます。

 真名瀬の神輿は、その中でも一番大きく、私が知っている限りでは、逗子、葉山の範囲内ではあれより大きな神輿は知りません。

 そして、あの神輿の良いところは、小うるさいしきたり、ルールみたいなのはあまりない・・・って事で、とにかくみんなが楽しむ・・・と言うことを最も大事にしていることです。

 そんなお祭りで私が楽しんできた2日間のネタを言いたい放題に書かせてもらおうと思います。

 神輿は7日の宵宮・8日午後からの本祭りに出すことになっております。今年は当局のプレッシャーにて、いつも21:30まで渡御の時間をとれたのが、1時間繰り上げのスタイルになりました。

 私は、去年からいつもお世話になっている鳶さん宅にお邪魔し、泊めていただいており、今年もそういうスタイルにさせていただきました。

 ただ、去年は、7日の晩だけ泊めていただいて、8日はいくら遅くなっても帰るスタイルにしていたのですが、今回は、8日も泊めていただいて9日の朝帰りにて、おしごとしよう・・・と決め、8日の晩も恐れながらお世話になりました。

 さて、お神輿は7時のスタート、時間的には1時間半ということで、ガンガン進んでいきました。

 お神輿そのもののスタイルは、我が地元、久木と同様「ドッコイ」という担ぎ方で、途中、「甚句」と言う歌も入ります。

 私もたまに歌わせていただくのですが、ココの神輿部長である、鳶さんの専務さん、甚句がうまいだけでなく、作詞までうまいことこなしてしまうナイスな方で、「今年も新曲があるんだよ」とニコニコしておりまして、詩とかを作るのが苦手な私としては少々悔しい思いをするのでした。

 森戸のお祭りは、曜日に関係なく9月7〜8日ってことで、夜はともかく、昼間は担ぎ手とかもどうしてもすくなくなる・・・という特性があります。

 7日は夜だけなので、それなりに結構担ぎ手も揃っておりましたが・・・

 お神輿を置いたあと、町内会館で1次会・・・

 私が直に仲のいいメンバーというのはみんな役員さんなので、片づけとかで忙しく、なんだかんだ1人になるので、その時結構仲良かった高校生とかとバカいいながら遊び、その内残った人数が少なくなり、そして役員さんの片づけとかがなんとかなると、またお神輿を置いた場所近辺に集まりまた飲みだします。

 勢いついたメンバー・・・おやくそくのごとく甚句の歌い合いが始まります。

 「よしっ、ミスター久木、歌えっ♪」の一声が悪かった・・・

 この勢いで何回歌ったのでしょう・・・やっぱ、甚句歌ったあとはちょろっと「カッキ〜ン」とやらなくちゃなぁ・・・なんて見栄はってたものだから、敢えなく撃沈状態になってきました。

 にしても、端で見てたら、「あいつ、すげぇなぁ・・・」って感じだったそうです・・・

 鳶さん宅にお邪魔した時点でほぼ大撃沈状態でした。

 お手洗いを使わせていただいたこと数回・・・

「冷蔵庫に入っているお茶、遠慮なく飲んでね」のヒトコト、この日ほど救われたコトはなかったでしょう・・・本当にうまかったです。

 翌朝、アタマはガンガンしてる・・・神輿そのものは午後からなのですが、午前中に「イベント」の準備をしなければならないのですが、当然のコトながら私もそれに参加することになります。

 ちなみに、ココのイベントというのは、神輿を船に乗せて「菜島」と言うところに運び、そこでの渡御(天候次第では中止)、ヒトを運ぶための船(釣り船をつかいます:お祭りのためにその日は釣り船の営業はみんなおやすみ)に大漁旗の飾りをつけて、にぎやかにします。

 大体はそんな感じなのですが、毎年のように天候とにらめっこするようになるんですね・・・余程穏やかでないと菜島には渡れないんです、船をつける場所も悪いし・・・そして、乗りつけてないヒトをのせて船のお渡りをするので無理もできない・・ということで、大体船宿の船頭さんと問答しながらイベントをやる、やらないを決めるんですが、今年も「菜島のお渡り」は中止、「遊覧船(柴崎港→あぶづる港への移動含む)」は運行・・・って結論になりました。

 というわけで、神輿を載せるための船の支度と、ヒトを載せるための釣り船の支度でどやどややり、お昼を迎えました。

 今年から神輿の時間が1時間短くなった関係で、スタート地点をずらしてそれぞれ1時間ほど繰り上げる・・・というカッコウにするべく、台車に乗せて神社に神輿を持っていきまして、集合・・・

 神輿の渡御、前半戦は担ぎ手が少なく、あの大きな神輿だと結構つらいものがあります、そんな中、浜降りと称し、海水浴場の渡御もあります。

 たしかに大変なのですが、コレが気持ちいい・・・9月とはいえやっぱり暑いのです、海にはいると気持ちいいんですね・・・

 ところが、中にはクラゲがおりまして・・・いままでやられたことなかったのですが、今年はついに「ビンゴ」しました・・・

 ちくっときてしばらく、わかりましたねぇ・・・いつもと感覚が違うんです・・・まぁ、死にゃしねぇや・・・って感じだったので平気でやってましたが、正直、結構ダメージでかかったです・・・

 そんな感じで順調に神輿の渡御は進み、大体予定通り20:30頃に到着、7日と同様町内会館で1次会・・・

 今回は、メンバーの仲いいヒトとおはなししながらビールをしみじみ飲むことができました。まったりしてるとその内、すぐ近くで別の仲いいメンバーも飲んでて、そこと合流しておはなししてました。

 で、おねぇさま・・・見たことないよなぁ・・・って思っていて、聞いたら、なんと、町内会館入口にある、iMacを置いてあるレストラン&すなっくのママさんで、また盛り上がり・・・

 その内、日本酒片手に「なおらい」が回って来、またもやカッキ〜ン・・・

 次はお神輿を置いたあたりで少々まったり飲み、そしたら、その向かいの家でいつもいろいろ振る舞ってくれるトコなんですが、そこの方に声かけられまたお邪魔しました。

 真名瀬の真骨頂とゆえば、お神輿を置いたあと、役員でお神輿を担げなかった方々が、盛り上がった勢いで近くにあるものなんでも担いじゃう・・・ってヤツをやってたのですが、コレがおやくそくのようになり、近くのテーブルや、一時はバス停、ファストフード屋のベンチなんかも担いだなぁ・・・なんて武勇伝もあるくらいだったのですが、最近は近くのテーブル位になったようです。

 ちなみに、そのお宅でも盛り上がるとやっちゃうのですが、いつだか、それやっちゃったら床を抜いちゃったそうで、メンバーの大工さんが修理&補強をしたとのことで、まぁ、今はテーブルをお神輿代わりにしても床は抜けねぇよ・・・と自信満々・・・

 たしかに、お邪魔して・・・「をいっ、甚句いけっ」と私に振って、私が甚句を歌ったあと、テーブルを担いでるヒトが跳ねても全然大丈夫なんですね・・・

 今回は、甚句を歌いながら「飲む」ってことがなかったので、結構まともな状態でいられたのですが、やっぱり就寝は1時を回り・・・鳶さん宅で寝させていただきました。

 おしごとがあるので、6時頃起床し、快速進行で帰宅したのはゆうまでもありませんが、とにかく・・・楽しかったですが、疲れた・・・コレ、ジジーになった証拠だなぁ・・・と諸行無常を恨んだりして・・・