お神輿2連戦撃破(かなり長くなりました)


 ついに、お神輿のトップシーズンがやって参りました。7月15・16日は、逗子、亀ヶ岡八幡宮のお祭りです。

 神輿は16日に出ます。

 ココの特徴は、最近、大半のおまつりは、来てくれる方、お神輿においては担ぎ手の確保などの都合上、本来お祭りをやるべき日に近い「土・日曜日」に行うようにしているのが主なのですが、私が知っているトコですと、この、逗子、亀ヶ岡八幡宮と、葉山、森戸神社のおまつりが「○月○日」って日付を決めて行われております。

 他にも、茅ヶ崎「濱降祭」とか、結構日付で決めてるトコもありますが、平気で平日にやっちゃうトコは、減りつつある現状かと思います。濱降祭は、7月20日(海の日)、伊勢佐木町日枝神社(おさんの宮)は、9月15日(敬老の日)など、祝日に合わせて・・・というのもポピュラーになりつつありますモノで・・・

 さて、私はと言うと、今回も、親方である父には「7月16日と9月9日(森戸神社のお祭りですね)はおしごとパスね」とハナシは通してあり、特に9月の森戸に関しては、葉山の職人関係のメンバーがお神輿に関わっている事もあり、結構寛容におやすみさせてくれます。

 ところが、この所、髪を切り損なっており、お神輿は午後ということで、午前中に美容院にカットその他をしてもらいに行きました。

 行きつけのトコで、メンバーも比較的若く、勢いのあるその美容院、入ったら、店長のおねいさん、浴衣姿でお出迎えでした。

 おお、お祭りしてますねぇ♪♪ と早速挨拶し、いつも世話になっておりますおにぃさんトコに行くと、なんと、実はお神輿の好きな彼は「ダボシャツ」姿でした。

 折角だったら、フンドシ姿だったらいいのにぃ・・・と突っ込みつつも、考えてみたら、ココは美容院、どう考えても、神輿ヤロウのルックスに免疫のないおねぇさまがそんなの見ちゃったら、ビビって逃げちゃったらマズイもんねぇ・・・

 ということで、ダボシャツ、股引のスタイルで、いかにもおまつり・・・という装いでおしごとしておりました。

 お神輿は、夕方にお店の前を通るよ〜ん・・・とハナシし、宮入が8時半だから、もしナニだったら担ぎに来れば・・・と、神輿姿のおにぃさまにはハナシしておきました。 

 髪もさわやかに決まり、一旦昼食を取るべく家に戻り、めしを食い、今年初の、フンちゃんをキツフンに決め、自転車で担ぎ出しの「市役所前」に向かいました。

 ところが、フンドシで自転車に乗るのはやっぱりきつい・・・おシリがぺたぺたするのはまあいいんですが、シートにTバックが食い込む食い込む・・・

 それをガマンしつつ御仮屋に到着し、お祝いを渡して自転車を駐輪場に置き、いざ担ぎ出し・・・

 すると、畳屋さんのママさんが、カメラを構えている・・・

 逗子発ホームページの先代ウェブマスターなんですが、私がその担当を引き継ぐ際、デジタルカメラを貸してもらいました。

 にもかかわらず、なぜか、新しいデジカメを持っている・・・

 「デジカメあるぢゃないですかぁ!!!」って突っ込むと、「だってぇ・・・帰ってこないんだもぉん」ってあぁた、「『よこせ』ってゆってくれりゃすぐ返しに上がりますってぇ!!!」と返すと、ダンナさん、「ヨドバシの売り出しに並んだんだよ」(6月にヨドバシカメラ京急上大岡店開業の時、メガピクセルクラスのデジカメがメチャクチャ安い値段で限定発売してまして、カノジョはそれに並んだらしいんです)・・・

 と言うわけで、担ぎ出しで気合い入れてる所は撮影してもらいましたので、そのデータが届き次第、こっちに貼り込もうと思っております。

 ところが、まぁ、トシですねぇ・・・江戸前ステップは大分マスターしてきたので、傍目のパワーは結構出てるように見えると思うのですが、やっぱり、持続力が全然・・・

 しかも、平日の昼間は、さすがに担ぎ手も少なく、ハナ棒で担ぎ出すとどうしても長持ちしない・・・

 あとは、後ろとかのんびり担ぎながら最初の休憩地点まで・・・

 その後は、大体あまり前に行かず、後ろの棒をホールドするようにしっかりジャッキ要員したり、たまに前に出てがつんと腰を切って担ぐ・・・と。

 そんな感じでのんびり担いで、そろそろ、朝の美容院の前を通る頃だし・・・

 あの前ではとりあえず見栄張らないとなぁ・・・おねぇさん、いっぱいいるトコだし、おにぃさんもお神輿かつぎ込んでる方だから、イキじゃない姿はあまりお見せできない・・・

 よし、そろそろお店の前だ・・・順番はOK・・・いいところでハナ棒に回ってきた・・・ちゃんとお店の前でしっかり腰切ってピッと決めましたが・・・やっぱりイッパツ芸で終わります・・・

 私は、大体混みあってるお神輿をヒトをかき分けるように担ぐのはあまり好きじゃないモノで、大体担ぎ手が少ないトコをお手伝い・・・という感じでいつも担いでおり、混みあったあたりから大体、仲間内を煽ったりして遊ぶようになります。

 亀ヶ岡のお神輿も、逗子の駅前あたりまで出ると、時刻も6時近く・・・担ぎ手もかなり増えて参りまして、もう、私の出る幕はないだろう・・・と、のんびり歩くのですが、どうも、この2〜3年の感じよりはのんびりしている。

 最初のウチから「対前年比で考えたら担ぎ手減ってるベェ」って思ってはおりましたが、やっぱり、減ってたには減ってたみたいですね。

 「なぎさ通り」の休憩が終わったら、それこそ必死こいて入って行かないとなかなか棒にありつけないほど結構盛り上がるはずのこのお祭り、今回は、楽勝・・・とまでは行かなくも、なんとか棒にありつける程度には担ぎやすく、いい感じでした。

 いよいよメインストリート、いつもの私だったら、完全に「さんぽ睦」状態なのですが、今回は、後ろの位置でホールドしちゃったら、今度は、代われそうな要員がいない・・・

 前を目指してガンガン・・・ってヒトは結構来るんですが、「この人なら後ろ任せちゃってもOKっぽいなぁ・・・」ってヒトが出てこなかったので、私の後ろからどんどん前に行きたそうなヤツは、どんどん私の前から行かせて、私は後ろでガッチリ担いでおりました。

 数少ない「久木神社神輿会」の半纏を背負って・・・

 最後の休憩で、なんか、腹の調子があやしく、お手洗いに寄って(フンちゃんで用足しは結構高等テクニックなんです(-。-) ボソッ)、宮入道中・・・

 前の方は、仲間内でも大人数の団体がしっかり場所を押さえていたのですが、その辺は仲のいい団体、久木も面倒見てやってね♪ と、リーダー格のおにぃさんにお願いしつつ、そのメンバーの後ろにいる仲間5〜6人を置いて、私は、反対側がオンナノコばかりだから、面倒見て・・・ってことで、反対サイドに入りました。

 さて、最高に燃える所に・・・

 反対側にいた私、その内ヤロウがどんどん入ってきたのでとっとと抜け、相対して神輿の場数の少ない私どものメンバーのサポートに回りました。

 前に入ってる団体がしっかり決まっちゃってて我々の入るトコないかなぁ・・・と思いつつ、先ほどハナシした、リーダー格のおにぃさんにハナシを振ってみたら、早速うまい具合にメンバーを割り振ってくれ、結局、久木メンバー、交代でハナ棒をやらせてもらっちゃいました。

 そして、大盛り上がりのウチに宮入、逗子で最もにぎやかな所で行う神輿渡御なので、やっぱり、ギャラリーは多いし、なにより盛り上がります。

 しかし・・・この所の通常パターンより、実際に神輿を担いでいた時間は多かっただろう私の体は、翌日、ボロボロになっておりました(爆)


そしてカマリヤ・・・

 私が一昨年いっぱいでやめちゃった神輿会のメインイベント、金沢区のお祭りです。

 昔からの「農村部」の町内のため、お神輿やりつつ、かなりお酒を飲むお祭りでもあります。

 土曜の夕方の「宵宮」に参戦したのですが、個人的には結構ボロボロということで、無理しないように・・・って思いつつ、集合場所の会長宅に向かいました。

 毎年、彼の家のガレージを「会の御仮屋」にしており、そこで応援団体を接待したりします。あそこに御仮屋を作った年から町内神輿を呼び、振る舞うようにもなりました。

 元々私も世話になっていた所、少々勝手知ったる・・・と言うトコもあり、メンバーも知ったヒトばかりで、横浜のメジャーな神輿会のヒトもおります。

 一応、ココの会を辞めちゃった手前、横浜方面遠征はまずいよなぁ・・・と自粛していたのですが、お世辞かどうかわかりかねるのですが「つまんねぇ事言ってねぇで、来りゃいいじゃねぇかよ」って言ってくれまして、地元のメンバーでも、折角だから、いろんな神輿を見たい・・・って方もいるため、今年からはちょくちょく混ぜてもらおうかと、少々思っています。

 今回の「釜利谷」のお神輿、もろに村神輿と言うスタイルなのですが(担ぎ方とかね)、担ぎ棒は丸太で、慣れると四角い担ぎ棒より担ぎやすいという特徴もあります。

 そして、おもしろいのは、江戸神輿では「さす」という事をやるのですが、要は、担いでいる神輿を「さし上げる(手で持ち上げちゃうの)」んです。

 普通は、「させさせ」のコールで、さし上げて、しばらくすると、肩に降ろすのですが、そこは、さしている最中に、歌を歌います。主に歌うヒトは「芸能人」ってよく構われるのですが、その芸能人、「炭坑節」とか、「東京音頭」を歌ったりします。

 そして、ココは、休憩するたびにお酒が出て来まして、しかも、次の休憩がすぐそば・・・というのが普通ですが、今回、宵宮なので、休憩は普通のペースです。

 久々に会った横浜の神輿会のメンバーは相変わらずで、「ハマの下町っこ」のイキを感じる人たちで、特に副会長さんには江戸神輿のいろんな事を教わったのです。

 「江戸前のステップ」って言うヤツもいろいろコーチしてもらい、3年くらいになりますでしょうか、やっと、こんな感じかな・・・というモノが見えてきた・・・という所です。このステップで担いでいれば、神田など、メチャクチャ混みあった状態でお神輿担いでいても、前後のヒトの足は踏んでしまうことはありません。

 で、副会長さん、「やっぱ、東京でやんねぇとよぉ・・・」って言うのですが、なにせ、私はその東京から逃げたクチなもんで、ひたすら面目なかったのですが、来たくなったらいつでもおいでと声かけてくれまして、本当に恐縮の限りでした。

 そんな和気藹々としたムードで、2連戦も無事終わり、帰路についたのですが、半纏の帯をどっかに紛失しちゃいました・・・

 まぁ、いいやぁ・・・結構古い帯だし、スペアはある、新しい帯を買う機会にもなったなぁ・・・