久木神社ミレニアム♪

オマケネタ:今年の祭りも燃えました ’99


 ポッポ屋さんの夏の趣味と言ったら、マリンスポーツではなく、お神輿になったりするのは、自己紹介のあのコイー写真をご覧いただければ、今更どうこう言う様なおはなしではないかな?・・・って思っております。

 そんな私も、つまんない事情から、地元、久木神社神輿会の副会長なんて、生意気な役職を賜っております。

 正直、お神輿を担ぐことしか知らないようなイキじゃない私が名乗るべき役職かというとかなり疑問もあるんですが、恐れながらも引き受けさせてもらっております。

 さて、久木神社の神輿は、万燈神輿といいまして、神輿全体が提灯みたいな形状になっております。

 そんな関係もあるんでしょうが、久木のこの万燈神輿は、本祭礼の夜にかつがれるようになっております。

 今年は、2000年記念と言うワケじゃないんですが、鎌倉逗子ハイランドと言う住宅街のの自治会との折り合いがつき、今年から、久木の万燈神輿を、その、ハイランドに乗り入れよう・・・と言うことになりました。

 2年ほど前から、会長の案で組まれた神輿の巡航路が、最初から、そのハイランドにも立ち寄る前提でできていたため、時間的な問題も全くなく、いままでのコース+ハイランド・・・というパターンで渡御をすることになりました。

 さて当日、祭礼用の神輿を神輿殿から出して、支度するために、早めにメンバーが集合しまして、神輿を組み立てました。

 今年は、万燈神輿の上部に付けられる弓張提灯を新調したため、すごくすがすがしく感じます、

 準備も済み、神社での「祭典」を済ませ、昼の部、子供神輿の渡御に入ります。

 たしか、昨年のネタでも、子供神輿ネタを少々書いた記憶があるんですが、子供神輿の先導をやるオトナは、絶対に手と気を抜くことが許されません、抜くと、一発で子供には見抜かれ、子供も気合が入らなくなるんですね・・・

 久木の子供神輿は2ステージありまして、最初が、「4丁目」と、「ハイランド」になりますが、私は、混ぜてもらった最初のトシから、ずっと4丁目の先導役をやらせてもらっておりました。

 今年の夏も炎天下・・・全開でいって、カラダもつかなぁ?・・・って懸念してたんですが、会場に行くと・・・子供が全然いない(o_ _)oぱたっ

 ということで、山車をひっぱるのは子供さんにやってもらって、神輿はオトナで担いじゃおう・・・と言う結論になりました。

 そうなると、オトナの立場としては、すごく楽なんです・・・のんびり担いでりゃいいんですから・・・

 ただ、子供さんの付き添いのおとうさんが数名犠牲(?)になり、おつかれさまでした(笑)

 第1ステージは比較的順調に終わり、食事をとったあと、もうイッチョになります。

 ところが、また子供がいない・・・んですが、ココのルートの場合、どういうワケか、宮出しの時点で全然居ないはずの子供、最初の休憩地点に着く頃には結構な数になっていて、そこから宮入までは人数が増えても減ることがない状態で行くようになるんです。

 去年、そのコドモさん、なんか気合が入ってこないっていうか、先導役としては少々面白くなかったのですが、今年は例年パターン・・・私が全開コイて煽ると、子供もしっかりついてきてくれる・・・そんな充実感があると、子供神輿の先導役をやっていて、体力的につらくても、精神的にはすごく盛り上がります。

 そんな勢いで、カラダはかなりくたびれてきたモノの、無事、お宮におさめられました。

 このあと、大人用、万燈神輿の出番になるんです。

 まぁ、コースなど、大体のスタイルは定着してるので、仕切るサイドとしては、あまり心配してはいなかったんですが・・・そう言う気が抜けてるときって、実はヤバイんだよなぁ・・・ってアタマもあり、正直プレッシャーがかかっておりました。

 今年は、いつもかちあう所のお祭りと、1週間ずれてくれた・・・というおかげで、例年以上の担ぎ手の皆様にお越しいただきました。

 神輿会営業担当としては、涙が出るくらいウレシイハナシです。

 ただ、今度は、大丈夫大丈夫・・・と言っていた時間関係が心配になりまして・・・

 神輿の運行状況をしょっちゅう渡御委員長に聞いてました・・・でも、私の場合、ハンドマイク片手に「ボーカル」要員をやってる関係で、やたらと時間関係がなかなか聞けなかったんですが・・・

 うれしいことに、全体的には定時運行・・・途中、10分程度の遅延はあったんですが、大体はOKで流れました。

 それにしても、今年の「ドッコイ神輿」、リズムが例年より全然いい!!

 前方でハンドマイク片手に声をかける役をやっていて、担ぎ棒に入るわけにはまったくいかないんですが、あの時は入ってみたいなぁ・・・って思っておりました。

 コレが夜になってまわりが暗くなってくると、神輿はさらに盛り上がってきます。

 正直、久木と言うところは、特段にぎわってるところと言ったら・・・最初の方に寄った「ハイランド」くらいで、あとは結構寂しい参道だったりします。

 ところが、その寂しいはずの参道に、逗子近辺の神輿バカ共が大集結し、ガッツンガッツン担いでいるんです。

 普通だったら、魅せるモノもナニもないところ、おとなしく移動しちゃうんですが、みんなが気合入っている・・・途中、ハンドマイク要員を代わってくれたヒトがいまして、その人に任せながら、自分のトコの神輿を見ていたら・・・なんか、魂がふるえてくるというか、そんな感じで、感動してきちゃいまして・・・

 その興奮を維持しながらお宮に到着・・・これが予定より10分早着で、大体OK・・・

 ここで、この久木の神輿ができるまでにいろいろとご尽力をしてくれた長老格の方々に「ハナ棒」に入ってもらおう・・・という企画があり、交代で入ってもらいました。

 正直、あの長老方が、お神輿が完成した年、若干ハタチかそこいらのコゾウが乱入するかのごとく神輿に入り、大騒ぎしてけぇったのにも関わらず、そんなのを暖かく迎え入れてくれてなかったら、今の私は、ほとんどなかったかも・・・って思っています。

 そんな人たちが、神輿の先頭で興奮している・・・そんな姿を見てるだけでもまた感動・・・

 そして、宮入後、最後の「甚句」で、今年、はっと思いついた、地元仕様の甚句の最新版を一発あげることができ、もう、私あたり、死んでもいい!! って状態でした。

 今年、正直の所、神輿関係、少々スランプみたいなところがありまして、イマイチ燃えてこなかったのですが、この祭りで、人間変わりました(笑)

 そして、思い出す言葉が、「神輿は、ヒトリじゃあがらねぇんだよ・・・全員が一つになって初めて上がるだぜ!!」と、逗葉神輿連合会長が情熱的に語ってくれたのをまた思い出し・・・まさしく、その「全員が一つになって」を見たな・・・って気がしました。

 私が出きることは、この先も、こんな仲間を大切にし、神輿に情熱をかたむけることくらいでしょうが、また、がんばろう!! ってココロにしみるイチニチでした。