HGチェーンの脱着


 ディレーラー式変速機がついている自転車のチェーンってヤツは、結構負担のかかる部品の様です。

 今回、シマノのチェーンでハナシを振ってますが、シマノのチェーン・・・もともと「ユニグライド(UG)」っつーて、「アウタープレート」ってのがふくらんだ構造でした。 見るからにのびそうなカッコウとも言えますが(笑) その分、変速性はよかったようなんですね・・・

 それのモデチェン版ってのが「ハイパーグライド(HG)」というチェーンになります。小さいギヤから大きなギヤに変速するときに、後ろのギヤに加工をしてあって、決まった場所しか変速できない代わりにそこで変速するときは思いっきりペダルを踏み込んだ状態でもスカっと変速できるという特徴があります。

 その反面、チェーンにはさらに負担がかかりまして、そこへ来て7速だの8速だの、今は9速なんてのが通常にあったりしますからねぇ・・・チェーンの横方向のしなりも重要になってたりします。

 そこで、チェーンの脱着もちとコくなります・・・

きちゃないフロント部 キレイにする目的での作業だったりします(@^m^)ププッ チェーンを外すときは、とにもかくにも、チェーンがたるんでるような状態にしておくのがキホソであります。
 ってことで、フロントのギヤを小さくしましょう♪
 順序はどっちが先でもかまいません♪ リヤのギヤも小さくしましょう♪ これで、リヤの変速機のバネはほとんど利かなくなりますのでプラプラに近いです。
 だから、普段乗るときはこの位置で踏み込むようなことはしないでね・・・結構やってるヒトを見かけますけど・・・
 ここで登場するのが、シマノ純正 HGチェーン切り・・・
  ピンを押し出すようにやるんですが、本来のルールでは、これは完全に取り去ります。
 また、ピンの色に気をつけて貰いたいんですが、初めて外す際は1カ所だけ黒いピンが刺さってるはずなんですが、そこにはチェーン切りはもっていってはダメです、チェーンをパァにしちゃいます。
 私はインチキします。今あるピンを生かしちゃう(本当はこれやると強度を落とします、競技仕様ではやっちゃダメっすよ)んですが、その際は、アウタープレート(外側の板っきれ)の右側にチェーン切りを当ててください。こうすることで楽にチェーンを抜きされます。
 で、これはインチキの例(爆)
 もし、ピンを生かそうって段取りの場合、1mm程度っすかね? 内側にピンを残します。こうすることではめ直す時に楽に入ります。

 上記のスタイルは、本来、古い「UGチェーン」のやりくちなんですが、ケチな私、ピンを生かしちゃうクセがついております・・・

 ただ、通常の使用の場合、これでも問題なく使い物になってますので、ご安心ください(笑)

 また、取り付けのシーンは撮影してないので、また掲載しようと思っておりますが。

○正規の場合

・まず、長さを出す 前のギヤを大きいギヤに、後ろのギヤを小さいトコにして、ピンと張った状態で後ろの変速機のプーリー2点が鉛直方向に近い状態になってればOKです。
 そこで長さを調整してください。

・チェーンがちゃんとに通ったら・・・新品にかならずついている「ピン」を通してください。

・そのあと、チェーン切りで挿入していきます。

・位置がキマったら・・・ピンの先の突起部を切り取り、しなり方向(横方向)になじませて・・・キレイに動くようになったらOKです。

○σ(^_^)流インチキ作戦

・長さの調整は正規に同様

・長さがわかったら・・・チェーン取り外しσ(^_^)流のスタイルで、ピンを残した状態で生かします。その際、ピンを手前側に来るようにチェーンを引っかけていきます。

・そのあと、チェーン切りでピンを挿入します。

・HGチェーンのピンは、アウタープレートが収まる位置が決まってて、溝みたくなっております。そこに板をはめ込むべく、しならせて位置を合わせます。
 位置がキマると・・・スムーズにチェーンが動きますのでそれでOKになります。